詐欺などの前科・逮捕歴
これは主に女性の親が婚前調査で依頼するケースが多い案件となっていますが、娘の結婚相手の前科や逮捕歴の調査を依頼するということになります。
しかし、最近では危険ドラッグの使用などで逮捕される女性も多くなってきているので、男性の親が心配して女性の逮捕歴の調査をするような方も多くなってきています。
基本的には、前科や逮捕歴というのは隠すことは出来ても無くすことが出来ないことなので、探偵事務所や興信所に依頼をするとすぐに判明することが多いです。
わざわざ恋人に自分の逮捕歴に関して打ち明ける方は少ないと思われるので、調査の結果、初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
子供を心配する親というのは、どの世代でも共通となっているので、子供のために婚前調査をする方が多いということになります。
前科・逮捕歴の可能性
わいせつ行為、窃盗、詐欺、暴力、飲酒運転、重大な交通事故、横領、覚醒剤等、交際相手やその親族の前科・逮捕歴について知りたい場合、あなた個人では個人の犯罪歴を調べることが出来ません。
そして探偵・興信所に調査を依頼したとしても、「明確な証拠」をあなたに提出することは出来ません。
犯罪人名簿の仕組み
犯罪を犯した人は「犯罪人名簿」というものに記載されます。
これは市町村で管理されていて、警察からの問い合わせがあると、本籍地のある市町村役場が「犯罪人名簿」に掲載されているか否か、あるとすれば、どんな内容なのかについて回答します。
そしてこれは個人には開示されません。
弁護士等もしかりです。
警察など捜査機関以外に、法的手段で前科があることを調べることは出来ないのです。
可能性ならば調べられる
探偵・興信所に依頼しても調べられないと申し上げましたが、探偵・興信所では対象者の周辺への聞き込み、過去の新聞・ニュースの調査を行うことで、前科・逮捕歴を調べてくれます。
明確な証拠と言えるか難しいところですが、そういう可能性のある人ということはわかるかと思います。
特にニュースなどで名前等が記載されていれば、これは明確な証拠と言えますね。
探偵社・興信所では無料相談を行っていますから、まずは相談してみるのもいいかと思います。
立証されない詐欺
近年、インターネットやお見合いパーティで知り合った人々の中で、詐欺に合う人が急増しています。
男性の場合、金銭・肉体関係、女性の場合、金銭を目的として、結婚詐欺を行う人々がいます。
結婚詐欺は、例え婚約をしていたとしても相手には騙す意志はなかったとなれば、詐欺ではないと法律では判断されてしまいます。
どれだけ相手に尽くしたかを訴えたとしても、それが「あなたが自主的に」やったことであれば、それは法律では問題にしてくれません。
言った言わないの世界では、民事上の損害賠償問題での立証も難しく、泣き寝入りのケースも少なくありません。
結婚詐欺が成立するには
結婚詐欺とは「結婚する意思がないにも関わらず、結婚を餌にして異性に近づき、相手を騙して金品を巻き上げたり、返済の意志もないのに金品を借りたりし、異性の心身を弄ぶ行為。」と定義されます。
刑法の詐欺罪が成立する要件
財物または財産上不法な利益を得るために、
人を欺き、
その行為によって相手が錯誤(勘違い)に陥り、
その錯誤に基づいて財物を交付、または利益を得させたこと
結婚詐欺の場合、「金品の受け渡しが」犯罪の構成要件の一つとなりますが、お金を貸す場合においては、結婚を約束している程、相手を(結婚詐欺師)信用しているので、当然の ごとく借用書や、但し書きを記した領収証などを貰わないケースが多い為、相手側が金銭貸借を否定した場合その立証が困難になる場合があります。
真面目な出会いを求める人や、「まさか自分が」と過信する人ほど、結婚詐欺の被害にあいやすい傾向があります。
結婚詐欺の証拠になるもの
- 次のようなものをとっておくと、裁判上、結婚詐欺の証拠となりうる可能性があります。
- 交際相手から貰った婚約指輪
- 手紙やメールなどで結婚の約束をしたことを証明できる文章や文面
- 交際相手を自身の親(親戚等)に紹介した事実(婚約の挨拶)
- 会話の中に「婚約」を思わせる言動などが録音されたテープやICレコーダー等の記録
- 交際相手手との交際日記。(いつ、どこで、何をしたなど)
- 金銭を現金で受け渡した場合は、金額、日時、場所等の記録
- 金銭を振り込みで行った場合は、振込み明細書や通帳記載
結婚詐欺のサインに注意!
- やたらと結婚を引き伸ばす
- 親や親族、友人等を紹介してくれない
- 金持ちを装い、経済的に余裕があるかのように見せかける
- 自分の都合の良いときだけ連絡してくる
- 服装や所持品はブランド物など、高価なものを身につけている
- 会社を経営していると言い、社長を装い、経済的地位が高いことを示す
- 親や子供が病気など、相手の心情に付け込み、金銭を引き出す
- 会社が倒産しそうなどと嘘を付き、資金提供を求めてくる
- 独立する為の資金提供を求める
- 自宅を絶対に教えない
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